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2.52018
【腰痛】原因・予防・鍼灸の効果
「腰痛とは?」
腰が急に痛くなってズキズキする。
痛みによっては動けなくなる程に、辛い腰痛に悩まされることも。
- 腰の痛み
- 腰の炎症
- 腰の痺れ
- 腰の脱力
【分類】
急性 | (6週間まで) |
亜急性 | (6-12週間) |
慢性 | (12週間以上) |
約85%は原因を特定しにくい非特異的腰痛で、原因を特定できる腰痛は全体の約15%程しかない。
一般に診断されるのは、「腰痛症」や「坐骨神経痛」など。
「腰痛の特徴」
- 椎間板……おじぎをして上半身を上げる動作で痛みを感じる
- 椎間関節…後ろに腰を捻ったり、そったりする動作をすると痛みを感じる
- 筋肉………腰の筋肉に力を入れたとき、前屈をするときに痛みを感じ、さすったり、暖めたりすることで痛みが落ち着く
- 神経………膝から下がしびれたり、力が入りにくいなどの症状がある
「原因は?」
【たくさん運動したり動いたとき】
重いものを持ち上げたり、急に激しいスポーツや肉体労働などをして、腰の筋肉を急激に使いすぎて腰痛が起こることがあります。急激に動くことはできるだけ避けて、日頃から腰に負担をかけないように、適度に運動をして気を付けましょう。
【姿勢が悪かったり・同じ姿勢を続ける】
悪い姿勢や前かがみ、直立のように同じ姿勢を続けすぎると、腰の筋肉に大きな負担がかかってしまいます。姿勢を良くして、なるべく同じ姿勢は避けて腰への負担をかけないようにしましょう。
【運動不足や筋肉の衰え】
加齢や運動不足になると、腰の筋力が衰えてます。腰にかかる負担が大きくなると、腰痛を起こし易くなります。日頃の運動を心がけて、腰の負担を軽減できるように筋力を付けておきましょう。
【女性に多い骨の老化】
年齢を重ね、女性は閉経後になると骨粗しょう症で骨がもろくなり、圧迫骨折を起こす事があります。圧迫骨折が原因で背中が曲がったりすると、背中から腰にかけて痛みが起こります。カルシウムを十分にとり、適度な運動や筋力トレーニングなどで骨を丈夫にしておきましょう。
【内臓などの病気が原因】
腰痛が起こる原因の1つに、肝臓や子宮などの病気が原因であることがあります。辛い腰痛は医師の診察を受けることもお勧めします。
「予防・改善方法」
【入浴で温める】
入浴することの効果は、循環の改善です。筋肉の緊張をほぐしたり、リラクセーション効果や、多くの良い効果があります。
ゆっくりお風呂に浸かる入浴は、腰痛などの症状を和らげてくれます。
炎症が起こっている場合や、自律神経系の異常がある場合入浴、痛みを助長してしまう事もあります。
お風呂上りなどに腰の痛みなどが辛くなることがあれば、あまり温めず、冷やしてあげることで緩和されるかもしれません。
【急な痛みがあった場合はまずは安静に】
腰が急に痛くなった場合は、まずは安静にすることがいいです。
日にちを重ねて楽になってくるようであれば、急を要する状態ではないかもしれません。
もし症状が耐えられないほど辛い症状であったり、強い痺れや麻痺がある場合や、日増しに痛みが強くなる場合などは、専門医に早めに受診してもらう事をお勧めします。
【マッサージで痛みをほぐすのは要注意!】
マッサージの効果は、「関節の動きの悪さから来る痛み」「筋肉の緊張」や「循環障害」です。
骨や神経などによる痛みはマッサージなどの刺激で症状が悪化することもあります。
腰痛に限らず、痛いところがあるとついついほぐしたくなるものです。
痛みがある時はマッサージをする前に、まずは病院で適切な診断を受ける事をお勧めします。
【湿布や薬を使う】
「消炎鎮痛剤」と呼ばれる、湿布などの貼付剤や痛み止めの内服薬などが多く使われています。
血管の働きを良くするビタミン剤や、筋弛緩剤などが多く使われています。
薬では副作用を抑えたものや、従来とは違った作用で症状を抑えるものなど、多種多様です。
症状が強い時どうしても辛いときに、薬に頼ることは決して悪いことではありません。
お身体の調子を医師と相談しながら、ご自身に合う薬を見つけられると良いと思います
【予防には腰痛体操】
腰回りの筋肉を柔らかくしておくことが腰痛症の予防には大切です。
いろいろな種類がある腰痛体操を、腰に負担が無く気持ちがいいと感じる体操をしてみるものいいでしょう。
「ハリでの効果」
腰痛の原因は様々で、炎症が原因となると刺激せずに動かさない方がいい症状の場合もあります。
マッサージなどの筋肉のほぐしが逆効果をうむ原因となることも考えられますので、刺激がない処方が最善と考えられます。
特に「腰痛」に関しては、動かすだけでもひどい痛みを感じることもありますので、直接的に筋肉を圧迫したりしない「ハリ灸治療」がとても効果的だと言えます。
[st-kaiwa1]急な腰の痛み、慢性的な症状はハリ治療を得意とする「清澄白河鍼灸院 つむぎ」にご相談ください。
「スタッフ紹介」➡︎◇女性鍼灸師 【鮫島 珠亀】
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「鍼灸治療の参考記事」
☆鍼灸治療で効果が出る仕組みとは
身体の患部やツボに対して専用の鍼を刺して刺激を与えるのが鍼灸治療の基本ですが、なぜそれで効果が現れるのかには諸説あります。メカニズムとして最も広まっているのは、刺した鍼の刺激が自律神経系や免疫系に働きかけることです。これにより、自己免疫力の向上や、鎮静効果があるなどの効果を発揮します。ほかにも効果の仕組みとしては、鍼による刺激によって脳内に痛みを抑えるためのエンドルフィンが分泌される、抹消神経の痛みの信号を断ち切るなどという説もあります。灸の場合は、熱による刺激なので、血行促進効果がメインです。血の巡りが良くなることで、血液中に免疫物質が分泌される、造血作用が促進されるといった仕組みが働きます。
また、効果を発揮させるため、治療方法にも工夫が施されているのも鍼灸治療の特徴です。鍼の場合は、単刺や置鍼、パルス鍼といった3種類の治療方法を使って体質改善を図ります。それに対して灸は、直接灸と間接灸の2種類が主です。いずれも疾患の改善に役立てるための治療方法にはなりますが、どのように使い分けを行っていくのかは、抱えている疾患や体質、そして担当する鍼灸師の技量によって異なります。鍼だけの治療を行っている所も少なくはないですが、鍼と灸の両方を組み合わせて効果を最大限に引き出すのが一般的な鍼灸院の治療方針です。
このように、鍼灸はきちんとしたメカニズムに沿った治療を行っているので覚えておくと良いでしょう。
鍼灸による治療[編集]
詳細は「鍼#鍼とエビデンス」を参照
腰痛は肩こりと並び、鍼灸治療により著効を表すことがある[65]。腰部の腎兪穴、大腸兪穴、志室穴などの施術のほか、膝の後ろにある委中穴の鍼や、足の照海穴、さらに体調を整える目的で、背部や腹部の経穴を用い腰痛を緩和する代替医療である。諸外国の腰痛診療ガイドラインは、慢性腰痛について、鍼の効果を認めている[65]。WHOも認めている。オピオイド様の不安定な弱い効果がある。健康保険による鍼灸治療が可能であるが、保険治療は地域によっては医師の同意書を必要とする。